置かなくていい。今見る
ある介護主任と、施設長のはなし
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特別養護老人ホーム 介護主任 三上
今日も、記録が終わらない
入居者さんの記録は、ぜんぶ手書き。
夜勤明けでも、これを書き終わるまで帰れない
利用者さんと話す時間より、
紙に向かう時間のほうが長い
——そして、朝になる
施設長、加算の様式のことなんですが。
手書きをやめて、この形にできませんか
ああ、それね。
前にも聞いたよ
実地指導で聞かれたら、答えるのは私なんだ。
今のやり方を変えて、何かあったら困る
……はい
反対されたわけじゃない。
変えていい理由を、私が説明できなかっただけ
去年も、同じところで止まった
……その出前講座というのは、
何をしてくれるんだ?
施設長、今日は資料を持ってきていません。
先に、いま止まっている紙のことを
聞かせてください
止まっている紙、か。
……実は、うちの主任がずっと言ってきていてね
施設長が、私の話をしている
その様式、現場の方が作られたものですか。
でしたら一番早いのは、
ご本人に声で下書きしてもらうことです
声で?
手を止めずに、話すだけです。
私が代わりに作るのではなく、
この施設の紙を、皆さんがやれる形にします
変えるのが怖かったんじゃない。
説明できる形が、無かっただけか
……入浴の記録は、この欄にまとめて
次の日から、三上は声で下書きをはじめた
施設長、これも見ていただけますか
置かなくていい。今見る
……これなら、実地指導でも私が説明できる
相談は、ここから始まります
変わったのは、紙じゃなかった
イラストはAIで作成しています。施設名・個人名は掲載していません
まず半日、うちの紙をひとつだけ通してみる
書くのは施設名と連絡先だけ。この時点では日程は決まりません(まず30分お話をうかがいます)。
sun-shien.com/services/lecture
出前講座 半日/お申し込みは https://sun-shien.com/services/lecture